まんまるだより 2013年 2月 22日 号
~ 輝く「のんびり」 ~
ここのところ、寒さもやっと緩んだのか、日差しに春の気配を感じるようになりました。
遠くの北アルプスまでくっきりと見える、澄み切った真冬の空気も良いですが、ぼんやり霞む暖かい空気も心躍ります。
と、今月始めのたよりに書いたのですが、15日は朝から大粒の雪が降り続き、
一度雪かきをしても、すぐにかく前と同じぐらい積もってしまう、佐久では珍しい激しい雪となりました。
その後も気温の低い日が続き、家の敷地内には未だに雪が残っていてなんとも寒々しく、「いやだわぁ~」と思っていましたが、今朝、青森県の酸ヶ湯では、515cmもの積雪というニュースをみて、そこで暮らしている人々の大変さが伝わり、
胸が塞がれるような思いになると同時に、雪が残っているぐらいでいやな気分になった自分が、恥ずかしくなりました。
そのような雪の多い地域と較べると、こちらは、今日も快晴の空から太陽の光が降り注いでいます。
つくづくと幸せを噛みしめています。
一段と寒い今年の冬は、いつも以上に春を感じて喜んだり、冬に戻って裏切られたような気分になったり、
焦らし上手の春に翻弄される季節になりました。
今年の冬は特に寒く、先週16日土曜日は、今年一番のマイナス16℃ぐらいまで冷え込み、
築130年のこの家の朝の室内の気温は、なんとマイナス4.5℃でした。
平地で言えば、まるで外で寝ているようなものだなぁ、良く寝てるなぁと、我ながら呆れていますが、
とに角、寒いのは堪りません。
一日でも早く暖かくなることを心待ちにしています。が、一方では、のんびりした日もあと少しだとなると、正直複雑です。
いつまでも農閑期のような「のんびり」が続けばいいのにと思います。けれど、ずっと続けば飽きるのは明白ですし、
忙しくてへとへとになる時期あっての、輝く「のんびり」ですからね。
さちこ