やさいだより           No.161  2000年 9月1日(金)

今年は残暑が続きます。
一時は毎日夕立が降った頃もありましたが、8月半ばからは晴れ続きで、畑の作物にも影響が出始めました。
ぴんと張っているはずのナンバンの葉がだらりと垂れ下がって、ナスも葉が落ち実はツヤがなく張りもなくなっています。
まだまだ暑い。でもまだまだ頑張って欲しい。
昨日今日水路から水を引いて潅水しました。少しまとまった雨が欲しいこの頃です。

さて、自然は改めて言うまでもなく沢山の色に溢れています。
我が畑を見ても緑、赤、茶色、黄色、紫など大変カラフルです。
また、同じ緑でも、ピーマンやキュウリやネギの色はそれぞれ少しづつ異なり、
一口に緑と言っても色々な緑があることを教えてくれます。

こうして自然と密着した暮らしをしていると、
アスファルトやコンクリートだけでなく、自然の多くの物や色に触れることは、
人が生きていく上でとても大切なことなのだろうと思えます。
畑にも一種類の作物ではなく、数種類の作物があり、沢山の虫が来るような環境が良いですね。
そして、そこから穫れた色々な色の野菜を食べて、それぞれの野菜の持つ栄養をたっぷり頂いてしまいましょう!

けれど、近頃我がパッチワーク畑は、雑草の緑に覆われつつあり、多品種栽培の管理の大変さも感じています。
そんな時、自然の色の豊富さ、微妙さに慰められ元気付けられているような・・。
早く雨が降り、つややかなナス紫を見せて欲しいです。
さちこ