やさいだより No.166 2000年 10月6日(金)
うちの田畑では色々な肥料を使います。
発酵鶏糞、堆肥(牛糞堆肥・豚糞堆肥・もみがら+鶏糞堆肥・落ち葉+米ぬか堆肥等・雑草堆肥など)、
米ぬかなどですが、一番多く使用しているのは発酵鶏糞です。
就農当初は、施肥量がよく分からずかなり少ない肥料で栽培していたことがあります。
肥料不足だと成育に勢いが無く、病気になり易いし虫もたくさんつきます。
徐々に施肥量を増やしたり、また土が肥えてきたりで年々成育良好になってきたように思います。
今まではどの畑も赤土でしたが昨年から黒土の畑もお借りして耕すようになりました。
昨年、初めて黒土の畑でキャベツ、ブロッコリーを作ったのですが、
モンシロチョウが大発生して青虫が激増、葉っぱが虫食いで穴だらけになってしまい、
その畑では半分以上収穫できずトラクターですきこんでしまいました。
「いつもと全く同じように栽培したのにどうしてこんなに虫が多いのだろう?」と不思議に思いましたが、
隣町の友人と話しをしたところ、
「黒土は肥料がよく効くので赤土と同じように肥料をやると窒素過多で虫が多くなるよ」とのことでした。
その友人は赤土、黒土の両方の畑を作っているのですでに経験済みだったいうことです。
でも土の具合で肥料のさじ加減を決めて「これでOK!」と思っていても、
雨が少ないと肥料が効かず成育がよくなかったりします。
また昨年とてもよくできたからそのやり方と全く同じ方法で栽培しても出来がよくなかったり…
と言うことが非常に多くあります。
農業は「原因と結果」がうまく結びつかないことが多く本当に難しい、と思う今日この頃です。
その分奥も深くて面白いですが! けんじ
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