やさいだより       No.171  2000年 11月10日(金)

気持ちのいい秋晴れです。もみじの赤と青空がよく合います。
こう晴れると山に登りたくなります。

何年か前の9月のある日も気持ちよく晴れていて、
それに誘われて全く突然の思いつきで、今から富士山に登ろうと出かけました。
何の知識も無いままだったので、高速を降りてから買った本を見てびっくり。
とても2・3時間で登れる山ではないのですね。
その上シーズンオフでどの山小屋も閉まっているありさま。
どうにかたった一つ開いていた山小屋に泊めてもらえることになり、須走り口から登り始めました。
この時、既に午後4時前だったと思います。

慎重な農園主は途中「今なら引き返せるぞ」と言いましたが、
向こう見ずな所もある私は「行くのだ」と言い張り、
結局薄暗くなってきた山道を必死で登り2時間で7合目の山小屋に到着。
既に辺りは真っ暗の一歩手前で、ちょっと無理したかなぁと少し反省しています。
翌日もキリリと晴れて山頂は清清しく、そして寒かった。

ここの所ずっと雨続きで、脱穀できずにはぜ棒にぶら下がったままの稲でしたが、
やっと全ての脱穀が終わりました。
[脱穀とは、稲わらから籾をはずすことです。]これからもみすり[籾殻を除き玄米の状態にします。]
そして精米となります。

今年の米も太陽の味がするでしょうか?
さちこ